成功の研究「選択」とは

くの成功者が、前向きの姿勢でいることや、肯定的な言葉を使用することが大事なことのひとつにあげています。それはなぜでしょうか。どうしたらそのようなポジティブな状態になれるのでしょう。人間は1日に5万回思考しているといわれています。朝起きてから夜寝るまで、常に無意識に何かを選択しているのです。その選択の積み重ねが、現在の自分であり、未来の自分を作っていくことになるのです。

かに対して腹をたてて怒ったとします。しかし、この怒ったということは誰かのせいではなく、自分が怒るとういうことを選択したのです。たとえ誰かに対して腹をたてたとしても怒らないという選択もできるのです。それでは、どうして怒ってしまうのでしょう。それは、相手のとった言動に対して自分は怒って当然だと考えているからです。つまり、怒って当然だと考えている自分の判断に原因があるのです。このような無意識のうちに行っている判断は、これまでの人生において、親兄弟、学校の先生、友達、会社の上司・同僚、テレビ、マスコミなど外部から植え付けられた判断基準によるものなのです。

れではどうしたら正しい方向を選択できるのでしょうか。お腹が空いたときに、ボリュームがあるから、甘いから、美味しいからという理由で選択を常に続けていると、中年になってからメタボリックシンドロームになってしまう可能性が高くなります。これは、美味しいものやボリュームのあるほうが得だという判断が基準になっているのです。このような損得勘定という判断で何かを選択するということは、人生の重大な局面においても常に無意識のうちに働いてしまいます。健康に生きるということが判断の基準であれば、腹八分目とか、甘いものが好きでもそれなりにという選択になるはずなのです。

しい目的地にたどり着くには、正しい方向に進まなければなりません。正しい方向に進むには、その場限りの損得で判断するのではなく、何が正しい判断なのかという自分の考えを持ち、正しい選択を積み重ねて、はじめて成功という人生の目的地にたどり着くことができるというわけです。このような正しい選択をするために、前向きの姿勢でいることや肯定的な言葉を使用することで、正しい判断基準を無意識の中に植えつけるということのようです。