

社員インタビュー
“すぐに答えられる人”になりたかった。実務で育つ、労務のスキル。
2023年入社
S.S
専門性を高めるために、実務の世界へ。
前職では、人事・人材戦略の設計に関わることもありましたが、答えのないものを追いかけ続ける難しさもあり、より実務に近い場所で、現場の声に向き合いたいと思ったことが転職のきっかけでした。
トムズを選んだのは、人事労務に関する業務が特定の分野に限られず、とても幅広いと感じたからです。社会保険の手続き業務だけでなく、労務監査や人事制度の策定なども行っていて、しかもクライアントは、大企業から中小企業までさまざま。業種も多岐にわたっています。こうした多様なフィールドで経験を積めることは、自分にとって大きな魅力でした。さらに、社労士の有資格者が多く在籍していて、専門性の高い仲間と一緒に働ける環境があることも、ここでチャレンジしてみたいと思えた理由のひとつです。
教科書通りじゃない、実務の世界。
社労士の勉強や講習を通して学んできたことよりも、実務で必要とされる知識の方がはるかに多いと感じました。とくに社会保険まわりの手続きは、企業によって対応方法が異なるケースも多く、イレギュラーな事案や会社ごとの運用ルールに合わせて判断する場面がよくあります。たとえば離職票の記載や手続きのフローも、教科書通りにはいかないことばかり。講習では触れていた内容でも、どのように運用するかはクライアントによって考え方が違うんだなと感じています。
また、労務相談の場面では、法律だけでは答えが出ないものも多く、事例をインプットしたり、自分の中に引き出しを増やしていくことがとても大事だと実感しています。知識を覚えるだけではなく、その場に応じて判断することが求められる。そんなギャップを、日々の実務の中で乗り越えているところです。

10社担当。それぞれにちがう関わり方を。
現在は、10社ほどの企業を担当しています。それぞれで関わり方が異なり、たとえば「労務相談だけ」を行っている会社もあれば、「給与計算・手続き・労務相談」までトータルで担当している会社もあります。なかには、毎日のように問い合わせがくる会社もあり、その対応も業務の一部。また、4〜5社については労務相談のみを担当しており、スポット対応が中心です。
それぞれのクライアントに応じて、関わり方やコミュニケーションの取り方を変えることを大切にしています。たとえば、メールより電話のほうがスムーズな方には、あえて直接話すようにしたり、話し方のトーンや話の構成も、担当者に合わせて少しずつ変えたり。相手が相談しやすいと感じてくれるような関係づくりを意識しています。型にはめるのではなく、その会社、その人に合ったスタイルで支援できるように。そこにやりがいを感じながら、日々の業務に取り組んでいます。
ひとつひとつ、仕組みを整える。“はじまり”の支援。
いま担当しているクライアントで、会社の立ち上げから労務まわりを一緒に整えている案件があります。当初は、社長おひとりの会社で、まだ何の仕組みも整っていない状態。そこから、労働条件通知書の作成や給与計算に必要な情報の整理、さらにシステムの設定に至るまで、ゼロから一緒に組み立てていくプロセスが始まりました。
まだスタートして1ヶ月ほどですが、「これってどうすればいい?」と問い合わせをいただくことも多く、少しずつ信頼してもらえているのかな、と感じています。決まった答えがない中で、相手の意向を汲みながら進める難しさはありますが、そのぶん一緒に会社をつくっている感覚があって、私にとってもとても印象深い案件です。
声で支える、言葉で届ける。実務と発信の両輪へ。
以前は、電話で相談を受けても、その場で回答できず、いったん上司に確認してから折り返す…という対応ばかりでした。でも最近は、知識や経験が増えたことで、その場で回答できることが少しずつ増えてきました。さらに、クライアントごとの事情や体制についての理解が深まってきたことで、一般的なルールだけではなく、「御社の場合だったら…」と背景を踏まえた説明ができるようになったときに、自分の中で「少し成長できたかもしれない」と感じました。
また最近では、顧客向けのセミナー講師を担当させていただく機会もありました。資料の作成から当日の発表まで自分で行い、ひとつのテーマについて深く調べ、まとめる中で、自身の知識が整理されていく感覚がありました。日々の手続き業務や労務相談とはまた違うアウトプットが求められ、新しい刺激と学びが詰まった機会だったと感じています。
視野を広げ、人事労務の総合窓口のような人材へ。
今後は、就業規則の作成や労務監査など、より総合的な知見が求められる業務にもチャレンジしていきたいと考えています。まだ経験が浅い分野ではありますが、だからこそ自分の幅を広げていける余地があると思っています。これまで、人事や労務に関する実務を重ねてきた中で、「こういう風に規則を変更した方が会社と従業員双方にとってメリットがあるのでは」と感じる瞬間がありました。規則はつくって終わりではなく、従業員や運用する人事担当者にとってわかりやすいかどうかも、とても大切だと感じています。ことばの選びかたや書きかたひとつで、受け取りかたが変わってしまうこともあるからこそ、将来的に自分で規則を作成する際には、その点にもきちんと配慮していきたいです。
一つひとつの会社にとって、本当に必要な制度を一緒に考えられる存在になるために。そして、どんな相談にも応えられる人事労務の総合窓口のような存在になれたらと思っています。
schedule
ある1日のスケジュール
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09:00
出社・スケジュール確認・
メールチェック1日のはじまりに、優先順位を整理して業務に着手します。
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10:00
社会保険・雇用保険の手続き
書類作成や、各担当会社のシステムへの登録などを行います
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11:30
給与計算の準備作業
勤怠データを確認しながら、支給額の確認・入力を行います
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12:30
昼休憩
リフレッシュがてら会社の近くでランチをするか、デスクで軽食をとります
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13:00
クライアントとの打合せ対応
定例会や個別の労務相談など、その日によって対応内容は異なります
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14:30
手続きの確認・申請書類の最終チェック
提出前には、必ずダブルチェックを実施し、ミスがあればすぐに修正・再確認します。
private
プライベート

休みの日は、笑って、聴いて、遠くへ。
音楽とお笑いが好きで、休みの日にはよくライブを見に行っています。遠征がてら旅行を楽しむことも多く、有給休暇と土日をつなげて、小旅行に出かけるのが最近の定番です。
音楽は、フェスに出るようなアーティストを中心に幅広く聴いていて、旅先でもふと耳にした音楽に惹かれて、そこから新しいアーティストを知ることも。仕事とはまた違う刺激をもらいながら、リフレッシュしています。