ああ勘違い
長い期間勘違いしていたことがあって、とても人には言えないような恥ずかしいものも結構ある。
空耳とも言うらしいけど。
①浦島太郎の童謡に「むかし~むかし~浦島が~」というのがあるのを覚えているだろうか。あの童謡で浦島太郎が竜宮城から故郷の浜辺に帰ってきたときに、風景が一変していることに「こはいかに」と言う場面がある。「帰ってみればこはいかに」字で書けば「之はいかに」、「これはどうしたことだろう」という感じだろうか。
これを小学生の私が理解できるわけもなくて「こはいかに」は浜辺だけに「恐い蟹」がいるに違いないと想い込んでいた。(最近まで)
②ずいぶん前に西田幸子という美人歌手の持ち歌に「コーヒールンバ」という曲がある。ちょっとエキゾチックな曲で何人もの歌手がカバーしていて結構人気がある。この曲の最後は「愛のコーヒー、モカマタリ」という歌詞。モカマタリとはイエメン原産のコーヒーの品種のことだが、小学生の私にはこんな風に聞こえていた。「わいのコーヒーも釜足りん」なんのことだかわからないけどつい最近までそう信じていた。
③これは絶対に皆さんが勘違いしていたはずなのだけど「こぶとりじいさん」という昔話がある。良いおじいさんが顔の「こぶ」を取ってももらうという不思議な話なのだが、そもそも顔にでかいこぶがついている人がそんなにたくさんいるはずもなく、あれはずっと「小太り爺さん」だと思っていた。
④「団塊(だんかい)の世代」という言葉がある。1947年から1950年頃に生まれた第一次ベビーブームの人々のことだ。これは造語なのだろうが、昭和の文化を形成する重要な役割を担うことになった。私も団塊の世代の一人なのだ。ところが当初この言葉が新聞紙上に出始めると「田島さん」や「吉岡さん」は(だんかい)を(だんこん)と読んでいた。たしかに「塊」の字は「魂」と似てはいるが意味が全然違う。「だんこんの世代」ではなんだか卑猥な感じさえする。


